家族問題研究学会Japanese Council on Family Relations


2019年第一回例会のお知らせ


下記の通り、2018年度修了生による修士論文報告会を開催いたします。 各報告に対し、会員の中から1名のコメンテイターをお願いしています。 みなさま、ぜひ、ご参集ください。 
日時:2019年5月11日(土)14:00〜
会  場:日本大学桜上水キャンパス3号館4階3408教室
(参加費:会員は無料、一般非会員は500円、学生非会員は100円)
司  会 :阪井裕一郎(福岡県立大学)、佐藤宏子(和洋女子大学)

報告者1:金 兌恩(東京大学大学院)
報告題目:高齢期の家事分担からみるジェンダー格差の実証研究
要  旨:本研究は、高齢夫婦の家事分担から高齢期のジェンダー格差を検討することである。 そのため、高齢期における家事分担の現状を検討し、家事分担に影響を及ぼす要因を男女ことに分析した。 分析の結果、@高齢期における家事分担は男女不平等であること、A不平等な家事分担に影響を及ぼす要因にも男女差があることを明らかにし、 B同じ要因でも男女間で及ぼす効果は異なることが判明した。これは、男女の権力における不平等な状況を意味し、 そこからジェンダー格差が生まれることを意味する。
コメンテイター:中西泰子氏(相模女子大学)

報告者2:三塚 悠(日本女子大学大学院)
報告題目:父子家庭研究を問い直す
−シングルファーザーの語る婚姻中の性別役割分業意識を手掛かりに−
要  旨:本研究では、シングルファーザーはどのような人物なのか、どのような生活を送っているのかを明らかにするため、 インタビュー調査を行った。通説では、父子家庭になり夫婦における性別役割分業が成立しなくなったことで困難を抱えるとされていた一方で、 本研究では、シングルファーザーの婚姻中の性別役割分業意識は多様であり、必ずしも通説が通用しないということが明らかになった。 父子家庭研究において現在の暮らしについての調査だけではなく、婚姻中の暮らしに着目する必要性が導かれた。
コメンテイター: 藤間公太氏(国立社会保障・人口問題研究所)

報告者3:夏 天(慶應義塾大学大学院)
報告題目:中国における子ども期の親不在の研究
−教育アスピレーションに関する分析を中心として−
要  旨:親の不在が子どものライフコースに与える影響についての研究は、アメリカや日本において、 「家族構造」による不利を中心に蓄積されてきた。中国では両親、あるいは片親が仕事のために主に都市部に移住し、 戸籍所在地に残され、親と一時的な別居を経験している子どもが多数かつ広範囲に存在している。この子どもたちは「留守児童」と呼ばれ、 中国では特に農村部の「留守児童」の教育や社会化の問題が指摘されている。本研究は、 親との一時的な別居が子どものライフコースに与える影響を明らかにするため、 中国の大規模社会調査である「China Family Panel Studies(CFPS)」の2010年のデータを用い、 先行研究で明らかにされてこなかった親の一時的な不在が子どものメンタルヘルスや教育アスピレーションへ及ぼす影響、 およびそのメカニズムについて検証する。
コメンテイター:久保桂子氏(千葉大学)

報告者4:李潤楚(お茶の水女子大学大学院)
報告題目:「家庭暴力」の言葉の出現に対する探求とレトリック分析
−CNKIの文献調査に基づいて−
要  旨:本研究は、中国における「家庭暴力」という言葉をめぐるテキスト分析を行った。 研究範囲を語の登場から2001年(『婚姻法』改正)までの時期に絞り、CNKIデータベースにおける「家庭暴力」の検索結果(1679篇)を研究対象とし、 手作業のメモ付・コード付けに基づいて研究を展開した。本稿を通じて、「家庭暴力」を使用していた作者の身分、 媒体の性質、言葉の語意変化ないし家庭暴力という社会問題の構築過程、社会問題のレトリックなどの問題を、多面的に考察してみた。
コメンテイター:施利平氏(明治大学)

【例会会場ご案内】
・京王線・東急世田谷線 下高井戸駅 下車 徒歩8分
(新宿・渋谷から10〜12分)
・京王線 桜上水駅(急行停車駅) 下車 徒歩8〜10分
・小田急線 経堂駅 下車 徒歩20〜25分
・キャンパスまでの地図は、こちらを御参照ください。
・キャンパス内の地図はこちらをご参照ください。


 

      

■入会・会員情報の変更など事務取扱は、下記までお願いします。
家族問題研究学会事務局
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最新情報

家族問題研究学会大会
2018年7月14日(土)
例会     
2019年5月11日(土)
機関誌『家族研究年報』    
No.41(2016年)