家族問題研究学会Japanese Council on Family Relations


2017年度第一回例会のお知らせ

2017年度第一回の研究例会は、修士論文の報告会となります。2つの大学から5名の方のご報告を予定しています。 多くの会員のみなさまのご参加をお待ちしております。

日時:2017年5月14日(日)13:00〜16:00
会場:早稲田大学26号館 302教室
      (参加費:会員は無料、一般非会員は500円、学生非会員は100円)
司会:南山浩二(成城大学)・久保田裕之(日本大学)

報告者1:田中 茜(東北大学大学院)
報告題目:「女性の就業行動の規定要因――個人内における選好の変化に着目して」
要  旨:本研究の目的は、女性自身の仕事と家庭に関する選好が変化することに着目して、 結婚・出産期に生じる退職のメカニズムを明らかにすることである。既存の社会調査データの二次分析により、 選好の変化の規定要因および、就業行動の変化との関連を検討した。分析の結果、結婚によって選好が大きく変化すること 、その変化が離職に影響を及ぼすことが明らかになった。さらにライフステージごとに望ましい働き方は変化し、 就業継続の中にも労働時間や労働場所、復帰のタイミングなどによって多様性があることが確かめられた。

報告者2:森中 典子(お茶の水女子大学大学院)
報告題目:「妻の生活満足感と仕事充実感に対する夫の家事・子育て参加の影響」
要  旨:本研究の目的は、夫婦間の家族役割分担が、妻の生活全般や仕事に対する主観的評価に どのような影響を及ぼすのか、経年変化を捉えながら明らかにすることにある。夫の家事・子育て参加が妻の生活満足感と 仕事充実感に与える影響、ならびに夫の家事・子育て参加の規定要因について、既存パネルデータの二次分析により検討した。 結果、夫の家事・子育て参加の影響は、子どもの成長に応じた家庭内需要の変化により異なること、 妻の職業的地位が高いほど夫の家事参加が低いこと等を明らかにした。

報告者3:相川 頌子(お茶の水女子大学大学院)
報告題目:「日本人の父親の家事・育児役割意識――渡米前後の二時点調査から」
要  旨:本研究の目的は、父親の家事・育児の役割意識は渡米前後でどのように違うのか、 明らかにすることである。日本から米国へ赴任・留学する父親を対象に、渡航前と渡航後二度のヒアリング調査を実施した。 結果、渡米後、諸外国の父親と交流する機会を多く持った場合に育児へのコミットメントが強まる傾向にあった。 また、同僚が現地採用の従業員である、日本(本社)との関わりが少なく専門化された業務である場合に、 家事・育児の役割意識が高まる傾向にあること等が明らかとなった。

報告者4:山本 菜月(お茶の水女子大学大学院)
報告題目:「男女大学生の子ども願望を中心とした将来像――日独比較を通して」
要  旨:教育から職業へと移行する途上の段階である日独両国の学生は、どのような将来像を持っているのか、 特に家族形成に対してどのような希望を持ち、そうした願望が何に起因するかが本研究の目的である。 量的・質的な二種類のデータを分析した結果、ドイツの学生は自身の価値観等に基づいた将来像を持つ一方で、 日本の学生は親の影響を強く受けた将来像を形成し、特に消極的な家族形成を行っていることが明らかになった。

報告者5:呉 静凡(お茶の水女子大学大学院)
報告題目:「「腐女子」の経験とジェンダーの関係性 ――「女の視点」から見る「異性愛」の作用に着目して」
要  旨:本稿は、いわゆる「腐女子」という女性オタクが日常生活において経験したこと、 感じていることと、ジェンダーとの関係性ついて考察を行う。15名の「腐女子」を対象に、 半構造インタビューを行い、彼女たちが自分とほかのカテゴリーの人たちを区別する際に 、何を、どのように語ったのか、「腐女子」の経験を語ることによって、 どのような「女」としての経験が引き出されたのかを分析する。分析の結果、 調査協力者が「腐女子」として感じた疑問、不愉快などの思いは「ジェンダー秩序」と関係していることが分かった。

【例会会場ご案内】
【最寄駅からのアクセス】
■JR山手線・西武鉄道新宿線「高田馬場駅」より徒歩20分
■地下鉄東京メトロ東西線「早稲田駅」より徒歩5分
■地下鉄東京メトロ副都心線「西早稲田駅」より徒歩17分
■都電荒川線「早稲田駅」より徒歩5分
■都バス(早稲田停留所)下車すぐ
■キャンパス内の地図は、こちらを御参照ください。


 

      

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No.41(2016年)