『家族研究年報』
2014.07.10
『家族研究年報』No.39
■シンポジウム報告
・子どもの人権と親権制度―これからの親子関係を考える―(久保桂子)
・虐待と親権制度―傷ついた子どもに寄り添って―(坪井節子)
・子どもの権利を基盤にした児童福祉を考える―10代ママの地域生活を手がかりにして―(森田明美)
■投稿論文
・「痛み」と共にある支援―東日本大震災における親族里親等支援時事業の意義―(和泉広恵)
・男性介護者の語りにみる「男性ゆえの困難」
―セルフヘルプ・グループに集う夫・息子介護者の事例から―(松井由香)
・メディアに表象される近世中期における「家」に対する都市部民衆の集合心性
―近松世話物『曾根崎心中』『心中卯月紅葉』『心中宵庚申』『生玉心中』を中心に―(中臺希実)
・どのような人が子による介護を受けようとするのか―被介護意向とその経済的背景―(中西泰子)
・若者たちにとって「恋愛」とは何か―フォーカス・グループディスカッションによる分析から―(大森美佐)
■追悼論文
・理論社会学的視点の重要性―大塩俊介先生に学ぶ―(岡元行雄)
■研究動向
・家族に関する日中共同研究の展開と課題(青柳涼子)
・家族社会学からみる教育機会の不平等―家族社会学と社会階層論の相互の連携を目指して―(竹ノ下弘久)
■書評
・『現代日本の母親規範と自己アイデンティティ』(井上清美著)(評者:岡村清子)
・『子育て支援の社会学―社会化のジレンマと家族の変容―』(松木洋人著)(評者:戸江哲理)
・『居場所としての住まい―ナワバリ学が解き明かす家族と住まいの深層―』(小林秀樹著)(評者:石黒史郎)
・『高齢化社会日本の家族と介護―地域性からの接近―』(清水浩昭著)(評者:中川敦)